0102030405<>

最初期のヴァイオリン:ヴァイオリン製作者とその作品たち

本展では奇美所蔵のユニークなヴァイオリンの展示により、奇美所蔵の名器中の各国最初期ヴァイオリン製作者たちのクラシック作品を観賞していただき、ヴァイオリンと弓の製作工程について認識を深めていただきます。

2階 楽器ホール / 常設展

匠の技-奇美ユニークヴァイオリンコレクション
はるか昔の16世紀には、イタリアの伝説のヴァイオリン製作者アンドレア・アマティ(Andrea Amati)が現代ヴァイオリンの模範を作り上げていました。ブレシア(Brescia)ヴァイオリン製作の先駆けに続き、クレモナ(Cremona)3大ヴァイオリンであるアマティ(Amati)、グァルネリ(Guarneri)、ストラディヴァリ(Stradivari)は極致な音色と絶美な形の手作り名器を発展し、イタリアに輝かしいヴァイオリン製作史を書き残しました。ヨーロッパ各地のヴァイオリン製作者たちは名匠の名器の構造や規格、工程をこぞって真似し、より優れた形状の創造も試みました。絶え間ない開発の過程の中で、多くのヴァイオリン製作者たちがその匠の技を残して行きました。必ずしも先人を超越することはありませんでしたが、そこには卓越を追求する意志と時代背景に合致した脈絡が秘められており、ヴァイオリン製作史に文化に溢れた別格な風貌を残しました。