19世紀サロンルーム
サロン(Salon)とはヨーロッパ上流社会における集いの一種の方法で、イタリアルネサンス時代から始まって、17、18世紀に流行しましたが、19世紀に盛んに行なわれました。サロンの主人は女性であることが多く、優れた教育背景を持ち、サロン内では文学や芸術、音楽、演劇、最新の時事等について語り合い、上流社会の人々が情報交換や面識を深める場所となっていました。サロンの主人はサロンの配置に非常にこだわっていました。そんな華麗なるサロンの姿を再現するために、本展では当時のレイアウトをシミュレーションした展示ルームを特設いたしました。