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音楽の声:楽器製作、演奏、録音

本展では民族楽器、管弦楽団楽器、自動演奏楽器の3種類の奇美所蔵楽器を展示し、人類の創造力と優れた知恵の進化のもとで発展を遂げた楽器の多様な姿を紹介します。

2階 楽器ホール / 常設展

自動演奏音楽の発明が世界にもたらした影響は、当時の発明者や職人には到底想像がつかなかったことでしょう。しかし、彼らの構想は音楽に無限の新たな可能性をもたらしたのです。作曲家は作品をありのままに録音して後代に伝えることができ、一般の人も楽器の演奏を習わなくても音楽を鑑賞することが出来るようになりました。後になって、音楽はどんな場所でも、移動中の車内でさえも再生することが出来るようになり、わざわざ音楽家を現場に呼ぶ必要も無くなったのです。

自動楽器展示コーナーの第一部分では、銅製の円筒上の針や、巻紙に開けられた穴など、主にこれらの偉大な発明家たちが、どんなメカニズムと材質によって音楽を「記録」したのかについて展示しています。多くの発明家が革新的かつシンプルな材質で創り出した複雑な自動演奏楽器は、本コーナーにて展示されています。

続いてのコーナーでは、最初期の蓄音機やレコード盤、そして現代の電子記録媒体に至るまでを展示し、発明家の創造力や、科学的方法によって音楽の記録及び再現を発展させた経過について認識を深めることが出来ます。